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油彩画修復:藤田清孝作品の修復スタート(01)

更新日:2023年2月9日

こんにちは!

art.uで承った修復事業の、記念すべき第1作品目について、ご紹介いたします。

私たちのアドバイザーである木島隆康先生(東京芸術大学名誉教授)より、「修復が必要な作品があるからやらないか?」とお声がけいただきはじまった修復事業です。


傷だらけの油彩画

その作品とは、東京藝術大学をご卒業の画家・藤田清孝さんが描いたF58の油彩画です。作品は作者の手元から離れ、ある方が長く所有されていたそうです。残念ながら、作品の保管場所が倉庫だったため環境が悪く、作品にはたくさんの損傷が生じていました。

油彩画修復 絵具層の剥落
絵具層の剥落

絵具層の浮き上がり・亀裂・剥落・支持体の破れ・汚れの堆積など、様々な処置を必要とする作品です。(修復家にとってはやる気が爆上がりする症状でした!)


修復スタートと共に問題が。。。

そして2021年4月より修復が本格的にスタートしたのですが、思いもよらない難関が立ちはだかりました。それは、世界中で大暴れした、新型コロナウイルスによる影響です。。。様々な制約により思うように作業を進めることができず、さらにウッドショックにより新しい木枠の入手にも、とっても時間がかかってしまいました。


仲間との修復作業

様々な難関がありながらも、当時使用していたアトリエはとても広い空間だったため、修復家の仲間が集まって一緒に作業を進めることができました。代表浅川だけでは心細い時期でしたが、仲間の力って偉大ですね!!本当に感謝しています。一人で仕事をこなすスキルを磨くことはもちろん大事ですが、仲間との円滑なコミュニケーションをとることや、また自分以外の目・感覚・考えなどを持ち寄って一つの仕事を進めることは、手先の器用さとは別の重要さがあると、実感しました。

油彩画修復 木枠とキャンバスの解体
木枠とキャンバスの解体

仲間に恵まれて進めることができた油彩画修復。思ったよりも長い作業になりましたので、また次のブログで作業内容などをご紹介しますね!どうぞお付き合いくださいませ!!





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