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目白聖公会《聖母子像》修復
2021年5月-2022年3月 修復
石膏, 像高670 像奥197 像幅219mm, 制作年不詳
目白聖公会に安置される聖母子像は、昭和6年(1931年)にメドリン・フィリップス女史によりイギリスから日本国内に持ち込まれ、目白聖公会に寄贈された像です。
イエス像の首は損傷が激しく、使用された接着剤は経年劣化により変色し、また鼻先は欠損していました。マリア像の顔半分の彩色は失われ、青かったはずの衣は汚れと旧処置が混ざり合い、本来の色調がわからなくなっていました。
本修復では、これまで像が守られてきた歴史的経緯を重視しつつ、像本来の尊容回復を目指した修復を行いました。
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